会社案内

向陽畜産について

牛のアイコン
12頭からの畜産スタート

戦前に祖父がここ紋別で開拓し畑作を始めた家業は、父の代で酪農に転換、さらには畜産も手掛けはじめました。当時は子牛の哺乳・育成を行い、肥育を始める前の素牛として出荷していました。昭和の終わり頃、素牛の相場はとてもよくそれで十分に稼げたのです。しかし私が農場に関わるようになってからは、あえて肥育にも挑戦するようになりました。昭和55年、わずか12頭からのスタートでした。

素牛を専門にやっている人の中には、「慣れていない肥育まで手を伸ばさなくても、十分に稼げてやっていけるのに…」と見ていた人もいるはずです。しかし自分たちが育てた素牛がその後どのように育っていくのかという興味が強く、また牛を大きくすることで食卓へとつながるその一端を担っているという実感を得たかったのです。

やがて同業者が増えたことで素牛の単価が下がり、利益を上げるのがどんどん厳しい業界になっていきました。人に先がけて新しい挑戦をしたことが私たちの経営を守りました。

牧草が広がる風景

伊藤社長のスナップ写真

30歳を迎える前、アメリカの農場へと視察にいく機会をいただきました。アリゾナ州フェニックス近郊のフィードロットと呼ばれる巨大農場です。

半乾燥地帯の広大な大地。柵だけがあってその中では何万頭もの牛が放し飼いにされており、その光景にただただ圧倒されました。経費を抑えてたくさんの牛を育てるそのやり方を見て、輸入牛肉にはどうやったって値段で勝負ができないと悟りました。

勝てるとしたら「品質」です。現在にいたるまでブランド化にこだわるのはこの時の経験があるからです。

ブランド化へのこだわり

先がけて挑戦する姿勢 牛のアイコン

牛舎のイメージ写真

農場拡大や肥育牛舎の増築による「大規模化」、牧草の全量自社栽培化や独自の配合飼料開発、商標の法的保護による「ブランド化」、HACCPやデータ管理の導入による事業の「最先端化」など、その後も人から見れば「わざわざそんな大変なことをしなくても…」ということに、つねに先がけて挑戦してきました。

もちろん苦労も多く、例えば独自の配合飼料の開発は成果が出るまでに5年もの時間が必要でした。1年目や2年目は与えた餌では牛が大きく育たずに、1頭あたりの売上をがくんと落としてしまいました。

しかしこの「先がけて挑戦する姿勢」こそが、われわれ向陽畜産らしさだと考えています。向陽畜産という名前は、小向というこの地にしっかりと根差していきたいという想い、そして燦燦と輝く太陽、すなわち「未来」に向かって事業を進めていきたいという想いから名付けています。

今後もその想いを大切にさらなる畜産の可能性にチャレンジしていきます。
ぜひ一緒に取り組んでくれる仲間をお待ちしています。

向陽畜産の関係者の集合写真

会社概要

農場名
株式会社 向陽畜産
代表者
伊藤 博
所在地
北海道紋別市小向 778-10
電話番号
0158-27-2111
従業員
7名
畜種及び飼養頭羽数
肉用牛ホルスタイン種雄 約 3,000 頭

経営理念

  • 食卓に安心・安全な
                  牛肉を供給します
  • 社員の育成・向上を図り、豊かな生活を守ります
  • 地域社会への貢献をします
  • 未来の発展に向け、日々私達は努力します

衛生管理方針

  1. 1
    私たちは、お客様に安全な牛肉をお届けし、安心して食べて頂くことで社会に貢献 いたします
  2. 2
    私たちは生産する牛肉の安全性を確保する事に努めます。その為に HACCP の手法 に基づいた衛生管理システムを構築し、維持、改善、必要に応じて更新をいたします
  3. 3
    私たちは、衛生管理方針及び食品に関する法令、条例、規制を遵守し、顧客の要望に応えるための努力をいたします
  4. 4
    私たちは、従業員全員が、牛肉の安全性を確保するため、食品安全に関する知識 習得に努めます。その為、食品安全のための研修会や外部・内部コミュニケーショ ン活動をおこないます
  5. 5
    その為に、私たちは毎年の目標を設定し、実施、見直し、改善をいたします

会社の沿革

昭和17年
入植、畑作経営をする(伊藤一男)
昭和35年
乳牛の子牛を購入
昭和38年
酪農経営をする
昭和47年
酪農経営から初任牛飼育へ転換する
昭和52年
肥育素牛、生産を開始
昭和55年
肥育牛の生産へ移行する
昭和63年
伊藤一男より伊藤博に経営移譲され引き継ぐ
平成12年
飼養頭数1200頭に向け規模拡大をする
平成17・18年
飼養頭数2000頭規模にする
平成19年
6月 (株)向陽畜産を設立(代表取締役 伊藤 博)
平成21年
日清丸紅飼料(株)、(株)丹波屋と取引を始める
平成22年
4月より伊藤ハムに月間4車の出荷でスタートする
6月15日に(株)向陽畜産の看板を設置する
モーンベツ牛で商標登録を取る
平成23年
補助事業で堆肥保管庫を規模拡大に向け建設
平成24年
飼養頭数3000頭に向け、牛舎3棟、倉庫1棟を建設
平成26年
7月 農場HACCP取得
8月 北海道ハーブ牛でアップルランドストアーで販売開始
平成27年
道内ストアー等に販売開始(イオンビッグストアー等)